【感想】キャラクターイラストしか描かない人がデッサン教室に通って1ヶ月経った

イラスト

週1通いなので回数としては4回だけですが。折角なので学んだこととか感じたことを忘れないように色々書き残しておこうと思います。お金もかかってますからね。

やってること

鉛筆デッサンです。デッサンにも種類があるのですがいわゆる普通のデッサンで、色々な硬さの鉛筆を使ってモチーフ(対象となる物)をスケッチします。1回の講義時間が大体3時間くらいで、教室に来た人からモチーフを選択して描き進めていって、先生が生徒の描いた絵を歩いて見て行き、指摘していく感じですね。入校時期が皆違うので学校の授業みたいに先生が生徒全体に講義内容を語りかけるわけではないです。

自分は鉛筆デッサンしかまだ体験していませんが、日本画や水彩画、油絵なども触れる教室のようです。触れたことのない画材に触れてみると表現の幅が広がるとは聞いたことがあるので、デッサンがある程度落ち着いたら何か手を出してみたいところ。描くのに必要な道具も何回かは無料で借りることができるのも助かる。キャンバス代とか結構馬鹿にならないっぽいので・・・

学んだこと

初めにも書きましたが1ヶ月経ったと言えど週1×4回の講義しか受講できていないので、基礎的な鉛筆の使い方が主です。デッサンは鉛筆を使い分けてモチーフを描き起こしていくのですが、自分は2H, H, HB, B, 2B, 4Bの鉛筆を使い分けています。大体のモチーフはこの辺りの鉛筆を持っていれば描けるらしく、6Bくらいの鉛筆は人物の石膏像を描く場合に必要になってくるとか。

鉛筆の濃淡で色々表すことが可能で、例えば遠近感を表現できます。絵は自分と近い部分は濃い色、遠い部分は薄い色で表現することが多いので、モチーフの手前の部分をB系の濃い鉛筆で描き進めて、奥の部分をH系の薄い鉛筆で描くことで遠近を表現できます。

石膏の置物(着手時間は6h程)。
直方体の←の手前部分はB系鉛筆を主に使って、→の奥部分はH系の鉛筆で描画。

また質感も濃淡で表現することができます。例えば金属を描くときは薄い部分と濃い部分のコントラストを上げ金属のツヤを表現します。同じ鉛筆では表現しづらいため、異なる硬さの鉛筆に適宜変更して描いていきます。

[着手中(2.5h~)]電球
ガラス部分と金属部分の表現が必要。金属部分は鉛筆の濃淡を極端にして金属の艶感を出す。
通って良かったこと

絵にだけ集中できる空間が貰えることが1番かもしれません。家でお絵かきしているとゲームやネットサーフィンの誘惑がありますが、アトリエにそういった誘惑はないので。絵を描いていて気づけば2時間経っていたとか、集中して描くことで知識が身についていく実感がありました。変な筋肉をめちゃくちゃ使うので腕はバキバキになりますが・・・

自分一人じゃ描こうと思わないものを描く機会があるのも良いですね。電球なんかデッサンしなかったら生涯描かなかったと思います。身の回りのものを観察するきっかけになるので背景イラストを書くときとかに良い経験になったりするかも。

あとは勿論な話なんですが、お金を出しているので先生が教えてくれるという部分でしょうか。自分は絵については独学で進めていて、誰かに教えてもらう経験がありませんでした。教室だと先生に絵を評価してもらい、「この部分を直せば良いよ」という指摘に従って修正するとキレイになっちゃうんですよね。指摘を忘れないようにして次に似た部分を描くときに意識することで絵が上手く描けるようになるので上達が早いです(基礎的な部分に限った話ではあるかもしれませんが)。先ほど述べた鉛筆の表現の仕方とか、独学で学んでいたとしたら理解するのに何枚書けば良いやら。

キャラクターイラストに使えそうな部分

赤いリンゴや白い物体を白黒で表現するため、グレースケールで色を表現したのちに色を載せていく方法で描き進めるグリザイユ画法のような着彩をする際はめちゃめちゃ役立ちそうです。金髪キャラの髪はどの程度の濃淡で表現すれば良いのかとかですね。自分はこの部分は弱いので上達できれば嬉しい。

観察力も上がるので模写も上達するはずです。模写の上達というのは、描き進めていく上で観察力が上がり、今まで模写しても絵の表現として気付けなかった部分や模写で狂った部分に気付くことができるようになる、といった意味で書いてます。好きなイラストを上手に模写して、なぜ魅力的になるのかという知識を吸収しやすくなるイメージでしょうか?デッサンやってりゃ絵が上手くなるというのはこういう部分が多いからかもしれないですね。

おわりに

まだ2枚しか描いていないので、デッサンの効果が出てメキメキ絵が上手くなりました!!・・・となるかは分かりませんが、しばらくは続けてみようと思います。でも確かにデッサンや模写で知識をインプットして、それを自分のキャライラストにアウトプットするのを回していけばどんどん絵は上手くなりそう。その根性があるかは別の話ですが(ない)。

今後ガラスのビンとかも綺麗に描けるようになってみたいですね。

それではさようなら

デッサンを始めたよ、という内容の記事はこちら

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